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小林 卓也; 外川 織彦
海洋データ同化セミナー2003, p.59 - 64, 2003/08
本報告では、環境における汚染物質移行挙動を包括的に予測するために原研で開発を進めている計算コードシステムSPEEDI-MP(Multi-model Package)に導入された数値環境モデルのうち、海水循環モデルと海洋中物質移行モデルによる汚染物質の海洋での移流・拡散を予測する機能の概要を紹介する。次いで、開発した予測モデルの機能確認のため、原子力潜水艦が日本海に沈没したと仮想した場合に原潜から漏洩する放射性核種の移流・拡散を推定した適用例を説明する。最後に、予測モデル及びコードシステムの改良,高度化及び適用に関する今後の予定について述べる。
大久保 博生*
PNC TJ1222 96-004, 228 Pages, 1996/03
本年度は、まず、稀頻度事象の核種移行への影響解析フレームの全体像を明らかにするため、一例として、火成活動シナリオに対する計算ケースの想定並びに試解析を実施した。また、地震・断層シナリオ及び隆起・侵食シナリオに対するインフルエンス・ダイヤグラム上の境界条件への反映プロセスの検討を行った。次に、地下水シナリオに対する稀頻度事象の影響の重要度評価を行うため、専門家の知見を反映するための一般的な評価項目の検討、及び火成活動シナリオに対する具体的な専門家判断の必要項目を例示した。最後に、既存のデータベースシステムとの結合性を考慮したシナリオ自動展開ツールのビジュアル化機能の追加、さらに、リスク評価やFEPの階層的情報活用への本ツールの適用性についての概略的検討を行った。
not registered
PNC TJ1281 95-004, 251 Pages, 1995/02
生物圏は、核種移行に対するバリアとしての機体は小さいものの、地層処分された放射性廃棄物に起因して実際に人類への影響が生じる場であり、この意味での重要性は大きい。他方、生物圏は地上及びその近傍から成り、自然あるいは人間活動による種々の擾乱を最も被りやすい領域でもあるため、その将来予測に含まれる不確実性は決して小さいとは言えない。この様な状況にあって、上述した概念的な不確実性を低減する有効な方法となり得るものは、複数の代表的な生物圏モデルを同時に考えることによって将来の可能な条件変動の幅を網羅し、各モデルと対応して(決定論的な単一の計算ではなく)線量あるいはリスクの計算を行って結果の幅を明確にするというアプローチである。本研究の目的は、代表的な生物圏モデルの概念を確立するとともに、数学的モデル、データセット及びソフトウェアといった関連する方法論を開発することである。また、代表的生物圏モデルの概念が多分にstyliseされたものであることから、この研究において、関連分野の国際的な動向と整合的な展開を図ることも必須の事項である。本年度は、昨年度に引き続きBIOMOVESIIにおける議論特に代表的生物圏についての国際的合意の形成過程を調査し、その過程を逐次まとめるものとし、昨年度提案した我が国における代表的生物圏モデル、関連するデータ及び数学的定式化の見直しをおこなった。また、この結果に基づき、(i)プロトタイプの生物圏評価コードの作成、(ii)上記コードを用いた予備的被ばく評価、
not registered
PNC TJ1281 92-002, 546 Pages, 1992/02
性能評価に用いられる解析モデルは全体システム評価モデルと現象解析モデルとに大別される。これらはそれぞれ、全体システム評価モデルが個々の現象の重要性を明らかにし、現象解析モデルが全体システム評価モデルにおける簡単化の妥当性を保証するという様に相互に深く関連しつつ、並行して開発されるべきのものである。この観点からは、近年の各現象解析モデルの進歩と特に平成3年度研究開発成果報告書に向けての科学的知見の整理がなされたという事実は、これら詳細な現象理解の成果を体系的に総合し得る次世代型の全体システム評価モデルを開発すべき時期にあることを告げるものと考えられる。本研究は、上記の科学的知見を地下水シナリオの詳細な記述として整理し、これに基づき特に以下の点について新たなシステム評価モデルを開発したものである。・平行平板亀裂、球状粒子、及びチューブ状流路とその組み合せを考慮した二重空隙モデル・表面錯体生成及びイオン交換反応に起因する非線型性を考慮した吸着モデル・複数崩壊系列、移行途中の沈澱生成及び非線型吸着を考慮したニアフィールド核種移行評価モデルまた、これらの新たなモデルを用いて、平成3年度研究開発成果報告書における評価結果を検証するための解析を行った。
天野 健治; 大山 卓也; 下茂 道人*; 熊本 創*
no journal, ,
水理地質構造モデルの不確実性を定量的に評価するために、仮想水理試験に基づくボーリング調査量と予測誤差との関係を明らかにし、幌延深地層研究計画の一環で実施した深層ボーリング調査結果との比較を行った。また、偏差および正規化平均二乗誤差を指標とした不確実性評価手法ならびに実際の調査における活用方策を提案した。
Kim, M.; 吉村 和也; 佐久間 一幸; Malins, A.*; 阿部 智久; 中間 茂雄; 町田 昌彦; 斎藤 公明; 長谷川 幸弘*; 柳 秀明*
no journal, ,
除染活動や耕作による空間線量率の低減効果を予測・評価することを目的に、3D-ADRESを用いて環境モデル・線源分布を作成しPHITSによるシミュレーション解析を実施した。その結果、除染活動・耕作を想定したシミュレーション解析に3D-ADRESを活用することは有効であり、表土5cmを剥ぎ取る除染活動により空間線量率の大きな減少が期待されることが確認された。
Kim, M.; 吉村 和也; 佐久間 一幸; Malins, A.*; 阿部 智久; 中間 茂雄; 町田 昌彦; 斎藤 公明
no journal, ,
放射性セシウムの動態は地表面の被覆状態によって異なり、その違いが市街地における空間線量率の減少に及ぼす影響を定量的に評価することを目的として詳細な環境モデルを構築し、モンテカルロ法によるシミュレーション解析を行った。その結果、市街地で人間活動があることにより空間線量率の減衰が促進されることが確認された。